ホックの締め方を写真付きで説明します。すべての写真は、拡大写真付きです。


まず名称から、ご説明します。

 写真左上は「ホソ」、右上は「ゲンゴ」と一般的に呼ばれてます。
 ゲンゴとホソで1セットとみていいと思います。

 写真左下は「バネ」、右下は「アタマ」と呼ばれてます。
 バネとアタマで1セットですね。

 アタマは一番目立つ位置にあります。
 サイズも色々ありますが、今回はNo.5番のホック・ニッケル色を
 使用しました。


今回使用するのは、タオルにしました。
 通常ビニールの袋に使用されるのが多いホック。
 ネットでは、ビニールだと色が分かりにくいため、バリエーションのある
 タオルで説明します。


  これは穴開け棒です。使い込んでますから、だいぶ汚れてしまいました。
  ホックを付けたい場所に穴を開け、ホックが通りやすくします。
  No.5番のホックの 穴は、だいたい3o程度です。
  付けたいホックのサイズによって、棒のサイズも変わります。


穴開け棒を縦から見ると、先端が丸くなっているのが分かります。
  カシメ等の穴は、大きいものもあるので、穴開け棒も大きくなります。


   力はそんなに要りませんが、棒と机が直角になってる方が、
   きれいに穴が開きます。


   布地を裏返して、開けた穴にホソを入れます。


   上から見ると、このように見えます。


   布地の下に、鉄板をいれます。


   ゲンゴをホソの上に、被せます。



   上から見ると、こうなります。



  手打ち棒を用意します。打つ所は凸型にへこんでいます。
  そこにゲンゴをあてます。



   上からしっかりはまるように、手打ち棒をあてて下さい。



   手打ち棒の上に、金槌をあてて、軽く2、3回叩きます。
   コツは手打ち棒が曲がらないように、する事です。
   鉄板と手打ち棒が、直角にあたっているようにします。
   また金槌は強く叩きすぎると、ゲンゴがへこんでしまうので、注意して下さい。



   今回の鉄板は、マルチメタルプレートを使いました。
   この鉄板の裏面を使って、ゲンゴの受け皿に使っていたのです。



   マルチメタルプレートの上に、アタマを乗せます。
   ぴったりはまっています。



   タオルにアタマをはめます。



  上から見たところです。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、
  アタマの反対側が見えます。



   No5凸型手打ち棒です。ゲンゴ用打ち棒とは逆に先端が尖っている
   打ち棒です。



   凸型打ち棒にバネをはめます。



   バネをはめると、このように見えます。



  金槌で上から叩きます。それ程強い力は必要ありません。
  タイミング良く2,3回叩けば、十分加締められます。
  強く叩きすぎると、バネの膨らみがへこんでしまうので、注意して下さい。
   また叩く時は、鉄板と打ち棒・金槌が直角になるように叩きます。



   バネとアタマ・ゲンゴとホソ、打ち終わったところです。
   これで完成です。



  ゲンゴの裏側、ホソがしっかり締まっています。



  バネの裏側、アタマの部分が見えます。